荒屋町の家


家具職人であるお施主さまと、そのご家族のため
の住宅です。

敷地はのどかな集落の一角にあり、外観は近隣の
町並みに馴染むよう形や色合いに配慮しています。

住宅は生活の場と趣味の場を兼ね備えており、性
格の異なる二つの場所は、中庭を介して緩やかに
つながるよう計画しました。

内部の仕上材には質感・手触りを感じるような素
材を選定し、あたたかみのある空間を目指してい
ます。壁の殆どを珪藻土塗仕上とし、その施工を
お施主様ご夫妻で行われました。施主施工の部分
を多く取り入れることで経済性を追求するととも
に、自分たちの住まいに対する愛着が増すことを
期待しています。

また、壁天井の取合い部分、内外部の建具枠等の
納まりを緻密に考え上げ、空間が限りなくシンプ
ルに見え、落ち着いた雰囲気となるよう工夫を施
しています。


竣工年 2017.03
施工 オープンシステム(分離発注)
主要用途 住宅
新築/改修 新築
所在地 石川県白山市
構造 木造
規模 地上2F
敷地面積 187.93㎡
建築面積    90.25㎡
延床面積 142.20㎡